転職サイトとエージェントの使い分け

かつて、転職情報と言えば雑誌、新聞でした。

デューダとかとらばーゆとかtypeとかですよね。アルバイトまで入れれば、annとかアルバイトニュースとか。いまもあるのかな、アルバイト情報誌。

新聞も貴重な情報源でした。とくに編集者にとって、朝日新聞の日曜版求人欄は、今の独身男女にとってのティンダーみたいな存在。まずファーストチョイスはそこ、そこを押さえなければ意味がないみたいな、万物が生まれるビッグバンのような存在だったわけです。

いまはどうかというと、インターネットの情報ですよね。新卒はマイナビかリクナビ。転職するならリクナビネクスト。それ以外にも、業種や職種や年代別にいろいろなウェブサービスが存在しています。

この記事では、そんななかでも転職サイトと転職エージェントをどう使い分けるか、という話をしたいと思います。

目次

転職初めてならまずエージェントと面談を

ざっくり分けると、転職サイトは求人情報だけ載っていて、あとは自分で応募してね、役に立つ情報とかも載っけておくけど基本的には全部自分でやってちょうだい、というというところです。かつての転職情報誌に近いですね。まあわかりやすいといえばわかりやすい。

転職エージェントはどうかというと、基本的に求人情報は全部エージェントが持っています。表に出していません。その分良質な情報が集まっています、というのが彼らの言い分ですが、まあ転職サイトと転職エージェント両方に情報出している会社もあるかもしれないから、なんとも言えないですね。自分の会社も両方に出していました。

ただ、転職情報って、共通のデータベースがないんですよ。どういうことかというと、不動産だったらレインズっていう、どの不動産会社でも見られるデータベースがあって、不動産仲介会社は基本的にそこから情報を取ってきて紹介しています。もちろんそれ以外の、自社だけで扱う物件もあるかもしれないけれど、自社だけで告知したり紹介したりするよりは、広い市場に出したほうが拾ってくれる人も多いから、基本的にはレインズに登録します。ということを不動産仲介会社に勤めている友人が言っていました。

賃貸アパートを池袋で探しているなら、どこのアパマンに行ってもレインズ経由で池袋の情報が得られます。ただアパマン池袋店に行けば、レインズ登録前の物件に出会えるかもしれない。

それに対して求人情報は、自社サイトに掲載するか、マイナビやらリクナビやらビズリーチやらにお金を出して掲載するか、まあそのどっちかです。あ、indeedとかGoogleがどうなっているのかはわからない。

だから、まんべんなく情報を集めようと思ったら、まんべんなくすべての転職サイトに登録するのが正解です。だって共通データベースとかないから。

じゃあ転職エージェントと転職サイトをどう使い分けるのか。

面談で自分の市場価値をつかむ

これはとくに転職初めてもしくは数十年していない人向けなのですが、自分の市場価値を知るために、転職エージェントに登録して面談をすることをおすすめします。

ネットにあれこれ情報はあると思いますが、それってあなた自身に向けて書かれたものじゃないですよね。転職エージェントで面談すれば、あなた自身の情報が聞けます。

しかも相手はプロなので、こっちの機嫌を損なわない程度に持ち上げてくれたりします。シニアであれこれ経験してきて職務経歴書に書くことがそこそこある人なら、「いやあ経歴は本当に素晴らしいですよね」くらいなら言ってくれます。僕には言ってくれました。もしかして僕のこと好きだったのかな。

できれば電話とかじゃなくて、対面のほうがいいですね。電話だとどうしても忙しくなる。対面だったらちゃんと時間を作って会いに行きますけれど、電話とかオンラインだと仕事の合間を縫って周りを警戒しつつ情報交換をするみたいな感じになります。いまコロナだからなかなか対面は難しいのかもしれないですけれど。

自分の場合は、転職エージェントに赴いて面談し、ひとしきりきらびやかな経歴をほめたたえられたあと、「でも、いまこの業界の求人って、本当に少ないんですよね」と言われました。適度に褒められたあとだったのでとくに気分を害するようなことはありませんでした。

エージェント5〜6人と接触

結局その転職エージェントからはその後有益な情報は得られなかったのですが、「エージェントと会う」という行為はなんとなく気分が盛り上がります。転職活動しているんだぜ俺、みたいな気分になります。かつ冷静に自分に需要があるかどうかもわかるので、決して無駄な時間にはなりません。

転職エージェントは、転職させて初めてフィーが発生します。だから「こいつ売れそうだな」と思ったら、あれこれ連絡してくれたり、親身になって話してくれます。それは別に悪いことではなくて、「売れないな」と思っているエージェントはそもそも動いてくれないです。

「売れそうかどうか」は、エージェントが今持っている案件と、自分のスペックで決まります。エージェントにはそれぞれ得意分野があるので、対面で面談するかどうかは別として、5〜6人くらいは接触しておいたほうがいいと思います。そのうち1〜2人くらいはちゃんと動いて自分のことを売り込んでくれる、ぐらいの見積もりですね。

転職サイトは情報を掲載しているだけなので、全部登録してしまってかまいませんが、業界や年代や職種で細分化が進んでいます。大手、業種特化、職種特化の最低3つは必ず登録するようにしましょう。

まとめ

  • 転職するのが初めて、もしくは10年以上転職していないなら、まず転職エージェントと面談して転職市場の概況と自分の市場価値をつかむ
  • 面談は電話やオンラインより対面のほうが効率的に情報交換できる
  • エージェントとは5〜6人接触、転職サイトは大手、業種特化、職種特化で情報を集める

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